アーティストなるが、6月20日(土)に新曲「あっち向いてホイ」をリリースする。本作は、気鋭のアーティストが名を連ねる新レーベルDress Code Societyへの所属発表後、そしてなるとしての活動始動第一弾となる記念すべきシングルだ。
本楽曲は現代の恋愛における「コミュニケーションの断絶」を極めて高い解像度で切り取った一曲だ。
特筆すべき点は、徹底されたリアリティにある。「テリアのメンソール」「渋谷」といった具体的な生活の一部をそのまま配置することで、リスナーは即座にその閉塞的な空気感を共有させられる。そのリアリティのある日常感をそのままメロディに乗せる彼の音楽は唯一無二のものである。
タイトルを「視線の不一致」という関係性のメタファーとして転用し、サビで繰り返すことで、その支配的な力関係を聴き手の脳裏に刻み込む。それは単なる失恋ソングという枠組みを超え、デジタル化された人間関係の中で見たいものだけを見て、見たくないものから視線を逸らすという私たちの心理的な感覚と似ているものだ。
この曲が聴き手に突きつけるのは、愛の喪失という事実よりも、その事実に気づきながらも「見ないふり」を続ける自らの弱さなのかもしれない。
今回のリリースに伴い、なるは音楽レーベル「Dress Code Society」への所属も正式に発表された。新天地でのスタートを切った彼のさらなる飛躍から、今後も目が離せない。
【作品詳細情報】

アーティスト名: なる
タイトル: 『あっち向いてホイ』
リリース日: 2026年6月20日(土)
所属レーベル: Dress Code Society
Mix:Ryu_ki(Next_lv)
Jacket Work:Ryu_ki(Next_lv)
【なる リリースコメント】
『あっち向いてホイ』は、浮気が発覚した瞬間の歌ではなく、「相手の嘘に気づいているのに、信じようとしてしまう時間」を描いた曲です。本当に好きな相手の嘘ほど鋭く見抜けてしまう。それでも、真実を突きつける勇気がない――そんな矛盾した切なさを言葉にしました。嫌いになって別れる苦しみよりも、優しさがまだ残っている状態で終わる方がずっと辛い。そんな僕自身の実体験を投影しています。
タイトルの「あっち向いてホイ」は、ただの遊びではありません。お互いの視線が噛み合わなくなってしまった関係の比喩です。こっちはずっと相手を見つめているのに、相手の瞳はもう別の方向を向いている。そのどうしようもないすれ違いを表現しました。この曲は、単なる失恋ソングではなく、「恋が終わる前の物語」です。 一番苦しいのは、嫌いになれないまま、少しずつ自分の中から離れていく相手を見送ることなのだと思います。


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